病院概要

院長より

院長あいさつ

 当院は、高齢化が著しく進展する能登半島北部地域において、災害拠点病院としての役割や救急医療、へき地医療等の地域に必要な医療のニーズに応えるべく、鋭意努力を続けております。

 CT・MRI検査装置の更新、尿管結石破砕装置の導入等により、これまで以上に質の高い医療の提供に努めてまいりました。また、平成20年8月には石川県で初めて『赤ちゃんにやさしい病院=BFH(Baby Friendly Hospital)』の認定を受け、平成21年4月からはDPC(診断群分類包括評価)方式の導入により、良質な医療、効率・効果的な医療の推進を図り、医療の標準化・透明化に努めております。

 このように、ハードとソフトの両面から良質な医療を地域の皆様に提供できるようスタッフ一同取り組んでおります。しかし、当院の医療資源、特に医師の不足は著しく、地域の皆様には大変なご迷惑をおかけしております。当院としても救急夜間業務をなんとしても死守してまいりたいと考えておりますが、それには地域の皆様のご理解とご協力が不可欠です。地域医療を崩壊させないために、開業されている先生方との連携、協力体制をますます強化していくことが必要と考えております。

 また、本年2月に「市立輪島病院改革プラン」を策定し、地域に必要な医療提供体制を確保・堅持するとともに、地域の病院として持続可能な病院経営の実現に向けて、一層の改革に取り組んでまいります。

 世の中がいかに変化しようとも医療の原点は不変です。地域とともにある病院、信頼される病院を目指して努力いたしますので、地域の皆様の暖かいご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

平成21年4月     市立輪島病院 院長 品川  誠