輪島塗の伝統技法が音響に与える影響を応用した尺八

公開日 2021年08月30日

新商品の特徴

豪華な加飾や漆塗りの高級感により、演奏時に見た目の華やかさを演出できる尺八です。輪島塗の伝統技法(下地塗り、地研ぎ、中塗り、上塗り、蝋色、蒔絵等)を施した結果、従来のものと比較して雑音の減少と広い音域を有する尺八となっています。

新商品の開発期間・費用

  • 開発期間 令和元年10月~令和2年3月
  • 開発費用 260千円

開発目的・成果

この事業者は、オーストラリアの先住民アボリジニの管楽器イダギに輪島塗を施した知見を活かし、輪島塗の伝統技法の応用による付加価値の高い楽器の商品化を目指し研究開発を始めました。

実際に試作段階(アクリル樹脂で塗布した尺八に、外側のみ上塗り実施・内外両面とも上塗り実施)ごとに試作品の音響試験を行ったところ、従来のものと比較して音響効果の著しい改善が見られました。今回の研究開発による知見を発展させ、輪島塗による付加価値の高い弦楽器、管楽器、打楽器等の商品化が進められる予定であり、音楽業界への新しい事業展開・販路開拓に繋がっていくことが期待されます。

(写真:石川県工業試験場の無響室での音響試験)

新商品開発事業者の紹介 涛華堂(とうかどう) 八井浄漆器本店

輪島塗の製造・直接販売を行っており、輪島朝市通りにある事業所です。

こちらで製造・販売している輪島塗の漆器は、下地に必ず布着せが施され、先祖代々継承してきた技術を踏襲しつつ改良を重ね製作されています。店舗内には数多くの高品質な輪島塗の商品が取り揃えられており、輪島塗の修理や、蒔絵・沈金等の装飾加工の注文も受け付けています。

事業者ホームページ https://k-yatsui.com/

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輪島朝市周辺

お問い合わせ

産業部 漆器商工課
TEL:0768-23-1147