公開日 2023年11月27日
※左は「紀貫之」の絵馬 、右は「在原業平」の絵馬
江戸時代から明治時代にかけて、門前町皆月など輪島市の海に面した地区では、北前船に代表される海運業が盛んに行われてきました。
地域間交易による海運業は、船主たちに大きな利益を上げられた反面、遭難・災害などと隣り合わせで、損害をすべて背負うリスクの高いものでした。船主たちは地域の神社に船絵馬などを奉納し、五穀豊穣と航海安全を祈願しました。
今回展示する、皆月日吉神社所蔵の三十六歌仙絵馬もその一つであり、船主だけでなく、乗組員であった皆月の人たちも一緒になって奉納した貴重な絵馬群です。
同時に展示する、門前町赤神の船主が残した明治時代の文書には、交易記録が残されています。北海道稚内から下関・大阪までの幅広い交易範囲の中で、砂糖などの調味料、ニシンなどの魚介類、石油・石炭などの多様な品目が取引されていました。
企画展「北前船と三十六歌仙絵馬」ちらし[PDF:6.04MB]
開催期間・展示場所
令和5年12月1日(金)~令和6年2月25日(日)
輪島市櫛比の庄 禅の里交流館 2階展示室
開館時間
午前9時 ~ 午後5時(ただし、入館は午後4時30分まで)
定休日
月曜日(祝日の場合はその翌日)
年末年始(12月29日~1月3日)
入館料
大人 320円(270円)
小中高生 150円
※( )内は20名以上の団体料金
禅の里交流館 お問合せ先
電話 0768-42-3550
▼禅の里交流館ホームページ
https://www.city.wajima.ishikawa.jp/docs/2013030600032/
地図
輪島市櫛比の庄 禅の里交流館
PDFの閲覧にはAdobe社の無償のソフトウェア「Adobe Acrobat Reader」が必要です。下記のAdobe Acrobat Readerダウンロードページから入手してください。
Adobe Acrobat Readerダウンロード